こんにちは!DIOです。
今回紹介する本はこちらです!
「チーズはどこへ消えた」です。
私はさまざまな自己啓発本を見るのですが、この本は全然違う視点の発見をさせてくれた本です。
この本は、各国でベストセラーになっていて、全世界で愛読されているのですが、ある企業では職員の研修などでも使用されているそうです!
そして、なんといっても薄い。笑
本当に読みやすいです。読書をあまりしない人には特におすすめです。
わかりやすい物語ですが、その内容はとても濃いです。
日本語ですので問題もありません。
気になっていた方やこれから趣味を読書にしてみようと考えているひとは、ぜひこの機会に購入を考えてみてください。
それでは紹介していきます。
2匹のネズミと2人の小人
この本は、ある国にいた2匹のネズミと2人の小人のお話です。
彼らは、日々、迷路に入りチーズを探していました。なぜなら幸せになるためです。
チーズを見つければ幸せになれると信じているからです。
2匹のネズミは、本能の赴くままにチーズを探しています。
2人の小人は頭を使ってチーズを探しています。
ある日、彼らはとうとうチーズがたくさんあるチーズステーションCという場所に辿り着くことができました。
彼らはそこに毎日通い、さまざまなチーズを食べました。
そんな生活を続けていたら2人の小人は、このチーズステーションが永遠にあると思い、それまで使っていた靴や道具を片付けてしまい、他のチーズを探そうとはしませんでした。
しかし、2匹のネズミは、いつでも他のチーズを探せるように、首に靴の紐をかけ、チーズの量を毎日観察していました。
ある日、チーズが消えた
ある日、2匹のネズミと2人の小人がいつも通りチーズステーションに通うと、チーズがなくなっていました。
2人の小人は怒り狂いました。なぜなくなったんだ?だれが盗んだのか?と。
しかし、2匹のネズミは驚きませんでした。なぜなら、いつもチーズの量を見て、チーズが小さくなるのを見ていたからです。いずれなくなると思っていたから。
そこで2匹のネズミはすぐに新しいチーズを探しにいきました。首にかけた靴を履いて。
ですが、2人の小人は怒ってばかり。それどころか、またいつかチーズが現れると信じていました。
しかし、いくら待ってもチーズは現れません。だんだん2人は元気がなくなり、痩せ細ってきました。それでもチーズステーションCにチーズがあると信じて迷路へ飛び出そうとはしません。
そして、壁にこんな格言を残しました。
『チーズが大事であればあるほど、それにしがみつきたくなる』
出発
それから何日が経過して、1人の小人『ホー』が言い出します。
迷路に出て、新しいチーズを探しに行かないかと。
しかし、もうひとりの小人『ヘム』は言います。「怖い」「絶対にあるわけがない」「ここにいる方が安全だ」と。
それから2人はまたチーズステーションCに通い、チーズを待った。
そして、ホーが言います、『ヘム!物事は変わることがある!決して同じことにはならない!それが人生だ!人生は進んでいく。僕らも進まなくてはならない!』と。
しかし、ヘムは耳を貸そうとしなかった。
ホーはそんなヘムを置いて笑って言った。『出発だ』
挑戦
ホーは、ひとりで迷路へ向かった。迷路は怖かった。久しぶりに迷路へ出たからだ。
だが、すぐに思った。なぜすぐに他のチーズを探しに出かけなったのだろう?と。
すぐに行動すればこんな思いをせずに済んだのではないかと。
それも過ぎたことだ。と思い迷路を探検するが怖かった。もしチーズがなかったら、、
ヘムの言う通りチーズステーションCで待っていた方がよかったのではないかと。
それでも進んだ。新しいチーズステーションがあると信じて。
少し探検すると、小さなチーズを発見することがあった。それがとても嬉しかった。挑戦しなければこのチーズは見つからなかったからだ。
そして、希望が出てくる。この近くに新しいチーズステーションがあるのではないかと。
挑戦すると楽しくなってきた。そして考えるようになった。
あの時、考えて行動したから今がある。
考え、行動することで人生は変わるのだ!
ホーは思った。もっと早く変化に対応し、もっと早くチーズステーションCを出ていれば、もっと好転しただろう。精神的にも肉体的にも強靭で対応できただろうと。なのに、変化が起きたことを認めようとしないまま時間を浪費していたのだ。
彼は新しいチーズをみつけ、味わっているところを想像した。そして、気力と自信を取り戻したのだ。
発見、そして変わる
そして、探し続けたある日、とうとう新しいチーズステーションNを見つけた。
そこには、先にチーズステーションCを飛び出していた2匹のネズミたちもいた。
2匹のネズミは、ホーに向かって手を振った。君もたどり着いたんだねと。
そのチーズステーションNは、チーズステーションCにはなかったさまざまなチーズがそこにはあった。そこには新しい幸せがあったのだ。
あの時、挑戦しなければ得られなかった挑戦である。
そして、この時には挑戦する前とは考え方が変わっていた。
変化することは当たり前、変化に柔軟に対応し変化したものだけが幸せになれるんだと。
ホーは、ヘムにこのチーズステーションNを教えようと思ったが辞めた。
それはヘムのためにならないと考えたからだ。
もしチーズステーションNのチーズがなくなっても、ホーと2匹のネズミはまた新しいチーズを探すだろう。だが、ヘムはどうだ。ここでチーズを与えてしまったらまた挑戦しなくなってしまう。
そして、ホーは格言を残した。
『チーズと一緒に前進し、それを楽しもう!』
私なりの考え
これが『チーズはどこへ消えた』です。いかがだったでしょうか?
この世界に出てくるチーズステーションは、私たちの世界でいうところの就職に近いのではないでしょうか。
いい会社に就職すれば幸せになれると、親や学校の先生に言われて、一生懸命勉強した。
いい高校、大学に進学し、いい企業へ就職することができたでしょう。
ですが、いつまでもその企業は安泰ですか?いつもでも上場企業ですか?その給料はいつまでも貰えますか?これがチーズステーションCではないですか?
そしてそんなあなたは言う。この企業にいれば安泰だ。他のところに行くのは怖い。危ない。と。
本当にそれがいいのかどうかを考えさせてくれる。
ホーのように、挑戦してみませんか。と違う世界を見せてくれるそんな作品だと思います。
大事なのは、考えて行動すること。
ただ日々を過ごすのではなく、この本を読んで考えて行動してみましょう!!